野田から東京へ!!東京8号線を実現させよう!!

東京8号線とは

東京8号線整備とはどういう計画なの?

 東京8号線は、現在、東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線として、埼玉県和光市の和光市駅から東京都江東区の新木場駅までを結ぶ鉄道路線であり、東武東上線、西武有楽町線経由西武池袋線及び東京メトロ副都市線と相互直通運転を行っています。
この東京8号線の豊洲以北への延伸について、沿線自治体である埼玉県、千葉県及び茨城県内11市町では、東京8号線八潮-野田市間の先行整備に向けて、「地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会」を中心として、官民一体となった様々な取組が進められています。

 

8号線全体図


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鉄道(東京8号線八潮-野田市間)の先行整備を実現するにはどうしたらいいの?

 次世代のまちづくりのため、今こそ、東京8号線八潮-野田市間の先行整備に動く時です。
市民の皆さんや多くの関係自治体のご協力による17万筆にのぼる署名活動をはじめ、熱心で力強い誘致活動が実を結び、平成28年4月20日の交通政策審議会答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」おいて、東京8号線の延伸(押上~野田市)が位置付けられました。
本答申では、東京8号線の延伸(押上~野田市)という形で野田市までの区間が示され、「都区部北東部、埼玉県東部及び千葉県北西部と都心部とのアクセス利便性の向上を期待」する意義のあるルートとされています。
その一方で、課題として、「事業性に問題があり、事業性の確保に必要な沿線開発の取り組みを進めた上で、関係機関と協調して事業計画について十分な検討が行われることを期待する」とされています。

 



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【諮問・答申にリンク】交通政策審議会答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」【平成28年4月】

上記のとおり、答申に位置付けられたことにより、東京8号線八潮-野田市間の先行整備実現に向けて、スタートラインに立つことができましたので、今後、事業化に向けた取組が重要となります。
そこで、野田市では、事業化を図るため、答申に示された課題の整理に向けて、関係部課長等による庁内勉強会を設置し、協議検討が行われており、鉄道整備実現、事業採算性確保・向上等に最も資すると想定される市内の駅位置、ルート及び駅周辺まちづくり等の素案を立案していきたいとされています。
しかし、行政だけで鉄道事業化とそれにともなうまちづくりを実現できるわけではありません。私たち野田商工会議所のメンバーをはじめ、商工業者の皆さんや市民の方々等が連携、協力し取り組んでいかなければできません。
今こそ、わたしたちも一緒に動き出す時です。

 

出来るとどうなる!?

●東京都心への速達性向上
〈野田市駅から秋葉原駅までの所要時間と短縮時間〔快速列車〕〉

八潮駅での連絡方法 つくばエクスプレスへの
乗換
つくばエクスプレスとの
直通運転
所要時間 39分 33分
現状(51分)からの短縮時間 12分 18分

 

●新幹線・空港などの幹線交通ターミナルへの速達性向上
羽田空港や中央リニア新幹線へのアクセス性が高まる効果が得られる。

●列車遅延、大規模災害リスクに対する利用可能な鉄道路線の多重化
東京方面へ向かう鉄道路線が新たに整備されることで、ネットワークの代替性が確保され、災害時等 においても強い鉄道ネットワークが形成される。

●豊かで活力ある持続可能な都市の実現
1)高齢者が移動しやすい居住環境の形成
自家用車の利用が困難となる高齢者に対しても、公共交通が充実することで外出頻度の増加等に 効果がある。
2)地域の魅力と活力の向上
鉄道不便地域の解消により、地域住民の交通利便性が向上することで、通勤・通学圏の拡大が期 待されるとともに、沿線地域の魅力向上に効果がある。これにより、都心部への人口流出が抑えられ、 さらに人口の増加や経済活動の活発化が生み出される。
3)低炭素社会を実現する公共交通体系の充実
自動車利用の一部が鉄道利用に転換するため、交通渋滞の緩和やCO2 の削減など環境改善効果が 見込まれる。
※「高速鉄道東京8号線(八潮~野田市間)事業化検討調査報告書」(平成26年10月)より)

 

今、どういう取組を行っているの?

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  1. 地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会の取組について
    同盟会では、平成28年7月31日開催の平成29年度定期総会において、同盟会規約の規定に基づき、研究部会を設置することが決定されました。
    これを受け、平成29年9月、野田市議会において調査委託に伴う補正予算が可決され、平成29年度から令和2年度までの4カ年継続調査(都市高速鉄道東京8号線整備検討調査)として実施されました。
  2. 野田市の取組について
    野田市では、東京8号線(八潮-野田市間)の先行整備実現を目指して、平成28年9月30日に「東京8号線(八潮-野田市間)先行整備に向けた庁内勉強会」が設置され、平成28年度は、4回の勉強会が開催されました。
    平成29年度第1回庁内勉強会において、平成25・26年度に同盟会で実施した「高速鉄道東京8号線(八潮-野田市間)事業 化検討調査」をベースとして、交通運輸に関する専門機関に調査を委託し、鉄道整備実現、事業採算性確保・向上等に最も資すると想定される市内の駅位置及びルート、駅周辺まちづくり及び市域全体のまちづくり等の素案を立案するため、市単独による委託調査を実施することが決定されました。
    これを受けて、平成29年9月議会に調査委託に伴う補正予算を計上し可決され、11月1日付で一般財団法人運輸総合研究所と都市高速鉄道東京8号線整備検討調査に係る業務委託契約が締結されました。
    当調査の実施にあたっては、学識経験者や有識者、行政、民間等を構成メンバーとする委員会が設置され、当会議所から、正副会頭が参画しています。
    当調査は、令和2年12月に調査報告書として取りまとめられました。
≪委員≫ (五十音順)
所属・職名 氏 名
1 一般財団法人運輸総合研究所主席研究員 伊東 誠
2 野田市副市長 今村 繁
3 東京理科大学名誉教授 内山 久雄
4 埼玉大学大学院理工学研究科教授 久保田 尚
5 一般財団法人運輸総合研究所会長 黒野 匡彦
6 野田市長 鈴木 有
7 株式会社横浜都市みらい常務取締役
(元)独立行政法人都市再生機構東日本都市再生本部
副本部長
椿 真吾
8 東京理科大学理工学部土木工学科教授 寺部 慎太郎
9 東京直結鉄道建設・誘致促進連絡協議会会長
【野田商工会議所会頭】
茂木 佐平治
(髙梨 兵左衛門)
10 野田商工会議所副会頭 山下 博之
(茂木 佐平治)

 

≪オブザーバー≫ (五十音順)
所属・職名 氏 名
11 千葉県総合企画部長 鎌形 悦弘
(石川 徹)
(今泉 光幸)
(遠山 誠一)
12 東武鉄道株式会社鉄道事業本部計画管理部課長 小瀧 正和
13 国土交通省関東運輸局鉄道部長 竹島 晃
(黒川 和浩)
(櫻井 浩志)
14 国土交通省関東運輸局交通政策部長 廣田 健久
(久保 麻紀子)
(小幡 章博)
(令和2年10月27日現在)
※( )内は上記の前任者
 


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